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台湾原住民族文化園区:文化観光拠点としての可能性を探る

台湾固有の文化と自然を満喫!

屏東県に位置する「台湾原住民族文化園区」は、台湾の多様な原住民族文化を体感できる国内最大の野外博物館です。今回、私たちは沖縄から招聘された「花やから」の皆さんと共に、この貴重な文化施設をご案内いただきました。


広大な敷地内には、各部族の伝統的な家屋が忠実に再現されており、まるで昔ながらの集落を体験できます。ただ見るだけでなく、ここでは実際に原住民族の生活の様子を体験できるプログラムや、壮大な自然を生かした観光コンテンツが展開されています。

今回の視察では、手工芸体験、衣装着用撮影、伝統食を体験させていただき、原住民族の豊かな生活文化に深く触れることができました。


台湾原住民族文化園区
台湾原住民族文化園区





最新鋭の施設で伝統を未来へ:【歌舞館】の可能性

屋外での文化体験が終わった後、私たちは室内ホール【歌舞館】に移動し、本格的な原住民舞台演出を堪能しました。また、タヒチと台湾原住民とともに、舞台上で互いの踊りを披露し相互交流を行いました。



この歌舞館は2022年12月に建設されたばかりで、650席の観客席を持つ、原住民族専用のプロフェッショナルな鏡面式ブラックボックスシアターです。

その目的は、国内外の原住民族に対し、歌と踊り、伝統儀式、現代創作を発表するための専用空間を提供し、台湾随一の原住民族パフォーマンスアートプラットフォームを築くことにあります。歌舞館の周囲には豊かな自然の緑が保持され、まるで部族の聖地のような雰囲気を醸し出し、全体として文化、自然、人間が共存する空間体験を提供しています。


沖縄の文化観光への参考

原住民族の伝統的かつ革新的な歌舞を上演するため、歌舞館はプロセニアム・アーチ(額縁)形式の舞台を採用し、国際的な劇場基準に適合しています。最新鋭の照明・音響システムを完備し、伝統楽器やライブ演奏、マルチメディア音響にも対応しています。この最新のシアター要素と、自然・文化を融合させた設計は、今後の沖縄の文化観光における施設づくりやコンテンツ展開の参考となると感じました。伝統文化を高度な劇場空間で表現し、国内外の観客を魅了する仕組みは、沖縄の芸能や文化財の活用においても、大きなヒントを与えてくれます。



地域社会とのつながり

この園区は、文化保存と地域貢献を両立している点も感心しました。

園区の運営や文化体験の提供は、地域に住む原住民の方々の雇用にもつながっており、活きた文化を次の世代に伝える役割も担っています。

また、園区内の景観も原住民アートを用いて、伝統的な手工芸技術を文化観光に繋げて地域の芸術家に表現の機会と、雇用を生み出しています。



国境を越えた文化交流の拠点

交流事業にも積極的で、国際的な注目も集めています。先日、「花やから」の皆さんは、タヒチチームと一緒に園区を巡り、台湾原住民文化を深く体験されました。

施設側は今後、沖縄とのさらなる交流を強く望んでおり、特に修学旅行や、文化体験を目的とする個人旅行者にとって、心に残る訪問先としておすすめできます。



🌐 沖縄との連携強化への提言

園区の理念と最新の施設、そして沖縄との交流実績を鑑みると、今後は施設や団体との連携を行うことが理想的です。


相互誘客連携の実施: 台湾と沖縄が互いの文化観光拠点地域として協力し、観光客を相互に送り合う仕組みを構築します。


施設同士のネットワーク形成: 台湾原住民族文化園区と、沖縄の文化観光施設がネットワークを形成することで、互いに知恵と資源を共有し、支え合う強固な仕組みづくりへと発展させることが期待されます。


【参考情報】台湾原住民族文化園区 詳細

行政院原住民族委員会原住民族文化発展センターが管轄する「台湾原住民族文化園区」は、屏東県瑪家郷北葉村に位置します。三地門、瑪家、霧台の3つの原住民郷への交通の要衝であり、屏東市から僅か24kmとアクセスも良好です。設立: 民国74年(西暦1985年)敷地面積: 約82ヘクタール展示内容: 国内最大規模の野外博物館として、台湾原住民族文化の展示、保存、研究を目的としています。


主要エリア: 迎賓区、タマルワン(塔瑪麓灣)区、ナルワン(娜麓灣)区、フグワン(富谷灣)区の四大参観区に分かれています。伝統建築を再現した集落エリアや、動態パフォーマンスを中心とするナルワン区などがあります。


アクセス方法:屏東市から車で約40〜50分。タクシーやレンタカーが便利です。

言語対応:中国語(マンダリン)、一部英語対応。

入場料一般:200元、優待料金設定あり。営業時間通常は火曜日〜日曜日(月曜定休)。



歴史と自然、そして「人」の温かさが交差する台湾原住民族文化園区。この施設は文化伝承と国際交流の可能性を秘めた拠点です。

沖縄と台湾、二つの島嶼の文化交流が、アジアの文化観光の新たなモデルを築くことを期待しています。



 
 
 

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